地図調製で扱う地図は、第一に基本測量や公共測量によって作成される基本図があげられます。この代表的なものは国土地理院発行の地形図です。
 第二に基本図を使用し、他の情報や資料によって編集、作成された主題図に分けられます。ここでは、主題図の主なものとして『土地利用現況図』『土壌図』『都市計画図』を取り上げています。

土地利用現況図
(コンピューターマッピング)

土地がどのように利用されているかを色分けして表した地図です。
都市部では住宅地、商業地、工業地、公共地等の機能による区分、
農村部では田、畑、果樹園、牧草地、針葉樹林、広葉樹林、竹林等、利用法や植生によって区分されています。

 

土壌図

土壌の分布状態を土壌分類の体系に基づいて表した地図です。土壌の分類の体系はいろいろあり、また目的用途によっても多様な土壌図が存在します。

 

都市計画図

都市計画の内容を表した地図です。
土地の区画、建物の用途、道路や鉄道等の交通、公園や緑地、地域や地区制の区分等の都市計画の立案と施行に必要な事項が表されています。